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IPアドレスを固定する

 何も考えずにVine Linuxをインストールすると、起動時にDHCPからIPアドレスを取得するように設定される。これでは起動のたびにIPアドレスが変わってしまう可能性がある。サーバーのIPアドレスがロプノール湖のようにさまよったのでは、決まったアドレスでアクセスすることはできない。
 アドレスを固定する方法としては2つある。
(1)ルーター内蔵のDHCPサーバーの設定を変更して、特定のMACアドレスを持つものには決まったIPアドレスを割り当てるようにする。
(2)サーバーの設定を変更して、DHCPサーバーを参照せずに、決まったIPアドレスで動くようにする。
 本当は(1)の方がスマートなのだが、うちのルーターには固定IPアドレスを割り振ってくれる機能がなかった。大きな声では言えないがNECの「Aterm」である。仕方ないので(2)の方法をとることにした。

 まずは「ifconfig」コマンドで現在のネットワークの状況を確認しよう。下の例では「inetアドレス」とあるのがDHCPから割り当てられたIPアドレスである。「192.168.0.×」という形になっている。

# ifconfig ←ifconfigを実行
eth0 リンク方法:イーサネット ハードウェアアドレス 12:34:56:78:9A:BD
inetアドレス:192.168.0.13 ブロードキャスト:192.168.0.255 マスク:255.255.255.0
UP BROADCAST RUNNING MULTICAST  MTU:1500  Metric:1
RXパケット:1041971 エラー:0 損失:0 オーバラン:0 フレーム:0
TXパケット:1169935 エラー:0 損失:0 オーバラン:0 キャリア:0
衝突(Collisions):0 TXキュー長:1000
RX bytes:261734353 (249.6 Mb)  TX bytes:789322565 (752.7 Mb)
割り込み:18 ベースアドレス:0xe400

lo        リンク方法:ローカルループバック
inetアドレス:127.0.0.1 マスク:255.0.0.0
UP LOOPBACK RUNNING  MTU:16436  Metric:1
RXパケット:83580 エラー:0 損失:0 オーバラン:0 フレーム:0
TXパケット:83580 エラー:0 損失:0 オーバラン:0 キャリア:0
衝突(Collisions):0 TXキュー長:0
RX bytes:23951516 (22.8 Mb)  TX bytes:23951516 (22.8 Mb)

#

 「eth0」というのがイーサネットのカードだ。このeth0に固定したIPアドレスを割り当てよう。「/etc/sysconfig/network-scripts/ifcfg-eth0」の内容を編集する。

/etc/sysconfig/network-scripts/ifcfg-eth0の編集前

DEVICE=eth0
BOOTPROTO=dhcp
ONBOOT=yes

/etc/sysconfig/network-scripts/ifcfg-eth0の編集後

DEVICE=eth0
ONBOOT=yes
BOOTPROTO=static       ←固定したアドレスを割り振るという意味
IPADDR=192.168.0.100   ←これが割り当てたいIPアドレス
NETMASK=255.255.255.0  ←サブネットの範囲を指定する
GATEWAY=192.168.0.1    ←ルーターのアドレスを指定する
NETWORK=192.168.0.0
BROADCAST=192.168.0.255

 もうひとつ、DNSサーバーのアドレスも指定しておく。通常はDHCPで自動的にDNSサーバーの名前も割り当てられるが、IPアドレスを手動で変更したらこちらも設定しておかなければならない。たいていはルーターがDNSサーバーの機能も持っているので、「192.168.0.1」のように指定しておけばいいはず。また、プロバイダが指定するDNSサーバーのIPアドレスを入力してもいい。

/etc/resolv.conf

nameserver 255.255.255.254 ←DNSサーバーのアドレスを記入する
nameserver 255.255.255.255 ←複数のアドレスを並記してもいい

 設定ファイルを書き換えたら、いちどイーサネットのインタフェースを切り離してから、有効にし直す。これで新しい設定として動き出す。念のために「ifconfig」コマンドで設定が正しくなされているかを確認しよう。

# ifdown eth0  ←イーサネットを無効にする
# ifup eth0    ←イーサネットを有効にする
# ifconfig     ←ネットワークの設定を確認する
eth0      リンク方法:イーサネット  ハードウェアアドレス 00:20:ED:48:6E:3F
inetアドレス:192.168.0.50 ブロードキャスト:192.168.0.255 マスク:255.255.255.0
UP BROADCAST RUNNING MULTICAST  MTU:1500  Metric:1
RXパケット:1043431 エラー:0 損失:0 オーバラン:0 フレーム:0
TXパケット:1171832 エラー:0 損失:0 オーバラン:0 キャリア:0
衝突(Collisions):0 TXキュー長:1000
RX bytes:261878747 (249.7 Mb)  TX bytes:791517071 (754.8 Mb)
割り込み:18 ベースアドレス:0xe400

lo        リンク方法:ローカルループバック
inetアドレス:127.0.0.1 マスク:255.0.0.0
UP LOOPBACK RUNNING  MTU:16436  Metric:1
RXパケット:83758 エラー:0 損失:0 オーバラン:0 フレーム:0
TXパケット:83758 エラー:0 損失:0 オーバラン:0 キャリア:0
衝突(Collisions):0 TXキュー長:0
RX bytes:23974686 (22.8 Mb)  TX bytes:23974686 (22.8 Mb)

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