Movable Typeの設定と動作確認
2005年2月13日 掲載
2005年12月27日 改訂
※このページはMovable Typeのバージョン3.2のインストール手順を紹介しています。その後、バージョンアップしたときはこの手順の通りにならない可能性があります。
モジュールのチェックをおこなう
MySQLのインストールと設定が終わったところで、Movable Typeの動作確認をしてみる。ブラウザでmt-check.cgiを実行すると、動作に必要なモジュールが不足していないかどうかチェックできる。先ほどのページどおりにディレクトリを作成したばあい、「http://192.168.0.200/cgi-bin/mt_3/mt-check.cgi」を開く(サーバーのアドレスはそれぞれの環境に合わせよう)。
右の写真のような画面が表示されるはずだ。もし表示されないときはサーバーでcgiを実行できる設定になっているか確認する。
Movable Typeを動かすには「必須モジュール」がすべてインストールされていて、データベースのうちどれか1つが利用可能な状態になっている必要がある。Vine Linuxをこのページの手順でインストールすれば、必須モジュールはすべて入っている。また、MySQLもこのページの手順で設定をすませている。いちばん下までスクロールして、「Movable Typeのシステムチェックは、無事に完了しました」と表示されれば大丈夫。
だが、右のページを下の方へスクロールしていくと表示される「推奨モジュール」が欠けている。別に推奨モジュールがすべてインストールされていなくても動作はするが、機能が限られてくることがある。可能な限りインストールしておこう。
# apt-get install perl-HTML-Parser # apt-get install ImageMagick-perl # apt-get install perl-XML-SAX # apt-get install perl-XML-Parser
apt-getコマンドで上のモジュールをインストールすれば、推奨モジュールのうち「Crypt::DSA」をのぞいたすべてが使える状態になっているはずだ。mt-check.cgiのページを更新して確かめてみよう。Crypt::DSAはブログにコメントを書き込むときの認証を高速化するために使われるもので、認証を行わないならインストールしなくてもかまわない。
すべてのモジュールを組み込んだら、ふたたびmt-check.cgiを開く。追加したモジュールがきちんと認識されているかを確認しておこう。
mt-config.cgiを編集する
不足するモジュールがないことを確認できたら、Movable Typeのcgiをコピーしたディレクトリにあるmt-config.cgiを編集する。オリジナルのファイルはmt-config.cgi-originalの名前になっているので、まずはmvコマンドでファイル名をmt-config.cgiに変更。それからviコマンドで/home/httpd/cgi-bin/mt_3/mt-config.cgiを開けばいい。cgiをインストールしたディレクトリやデータベースの名称などを指定する。中にはコメントアウトされている行もあるので、必要なものは行頭の「#」を削除するのを忘れないように。
# cd /home/httpd/cgi-bin/mt_3 MTのディレクトリに移動 # mv mt-config.cgi-original mt-config.cgi ファイル名を変更 # vi mt-config.cgi 設定ファイルを編集
CGIPath http://www.mydomain.com/cgi-bin/mt_3/ cgiをインストールした位置を指定 ObjectDriver DBI::mysql データベースの種類にMySQLを選択 Database mt3_db MySQLで作成したデータベースの名前 DBUser db_user MySQLで作成した一般ユーザーの名前 DBPassword ××× MySQLで設定した一般ユーザーのパスワード DBHost localhost MySQLは同じサーバーで稼働している EmailAddressMain username@mydomain.com ブログの管理者のメールアドレス StaticWebPath /mt-static/ スタティックファイルの場所 DefaultLanguage ja 使用する言語を日本語に指定 PublishCharset utf-8 使用する文字コード。ほかに「EUC-JP」「Shift_JIS」も設定できる
最後のスタティックファイルというのはこのページでcgi-binディレクトリの外に移動したファイルのこと。場所はHDD内のパス名を指定するのではなく、URLの中でドメイン名に続く部分を記述する。もしスタティックファイルに「http://www.mydomain.com/mt-static/」でアクセスできるなら、ドメイン名を省いた「/mt-static/」の部分だけを記述する。
ほかにもいろんな設定項目があるが、とりあえず上の設定だけで使い始めることはできる。あとはうまく動作することを確認した後、好みに応じて変更するといいだろう。
Movable Typeの初期設定を行う
設定完了まであと一歩。ブラウザでmt.cgi(ここの例ではhttp://192.168.0.200/cgi-bin/mt_3/mt.cgi)を開き、データベースを初期化やユーザーの設定を行う。Movable
Typeのマニュアルには「index.html」を開いて設定するように指示されているが、cgi-binディレクトリの中のhtmlファイルはアクセスできないので、mt.cgiを直に開く。
もしエラーメッセージが出たときはここまでの設定に間違いがなかったかを確認する。特にデータベースの名称やユーザー名、パスワードが間違っていないかしっかりチェックする。
Movable Typeには「Melody」というダミーのユーザーが登録されている。このままブログを作成してはいけない。自分の情報に書き換え、パスワードを設定することを忘れないようにしてほしい。
- ブラウザでmt.cgiを開く。写真のように「ブログを始める前に、データベースを初期化してインストール作業を完了する必要があります」と表示されたら、「インストールを続行」ボタンをクリック。
- 「インストールが完了しました」と表示されたら、「Movable Typeにログインしてください」ボタンをクリックする。
- ログイン画面が開く。初回だけはユーザー名に「Melody」、パスワードに「Nelson」と入力して「ログイン」をクリックする。ユーザー名とパスワードは大文字と小文字を区別するところに注意。
- これがMovable Typeのメインメニュー。右側の「システムメニュー」の中にある「投稿者」をクリックする。
- ユーザーの一覧が表示されたら、「Melody」のユーザー名をクリック。
- ログイン名を「Melody」から別の名前に書き換える。現在のパスワードは「Nelson」、新しいパスワードは好きなものを指定。ほかにメールアドレスなどの情報を入力。「変更を保存」ボタンをクリックする。ここで設定したログイン名とパスワードは次回からブログの管理や投稿に必要となるので忘れないようにしよう。また、ここで設定したメールアドレスにはコメントやトラックバックなどの通知が送られてくる。
- 「プロフィールを更新しました」と表示されたら、右上の「現在のログイン名」が変更したログイン名になっているかを確認。「メイン・メニュー」をクリックしてメインメニューに戻る。あとは自由にブログを作成しよう。次からはmt.cgiを開くと、いつでもMovable
Typeの管理画面が表示される。